オリックスは西武戦3連勝を逃した。勝てば0・5ゲーム差に迫る一戦だったが、プロ初登板以来無失点だったドラフト1位の椋木蓮投手が2回途中2失点で降板。ブルペンが6投手で1失点と踏ん張ったが逆転できなかった。

3度目の先発だった椋木は本来の姿ではなかった。初回から2安打、3四球で2失点。2回2死から連打され交代を命じられた。「悪い流れの投球になってしまった。チームがいい流れで来ていたのに早い回の降板になり、情けないです」と猛省した。7月にデビュー2連勝。2試合目の日本ハム戦は9回2死まで無安打の快投だった。コロナ陽性で離脱し、今回が1カ月ぶりの登板でプロ初黒星を喫した。

中嶋監督は「今までにない感じ。まあもう1回ね。初めての球場だし、いろいろ重圧もあるでしょう。乗り越えられる選手と思っています」と変わらぬ信頼を寄せた。【柏原誠】

○…頓宮が連日の奮闘を見せた。3カ月ぶりの4番で先発すると、2点を追う2回に5号ソロを左翼に運んだ。前日は適時二塁打2本。「感触はよかったけどまさか入るとは思わなかった。何とか椋木の援護をできるようにと思っていた」。ただ打線は元気なく反撃もこの1点だけ。この日、杉本が濃厚接触疑いで離脱。野手陣も踏ん張りどころを迎えている。

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