ロッテ岩下大輝投手(25)が1軍のマウンドに戻ってきた。

「リハビリ期間に支えてくださったスタッフ、トレーナーの方々、全ての方々にまずは感謝をして、今日を迎えることができて良かったです」

2月中旬、沖縄本島での練習試合登板を回避。3月に右肘関節のクリーニング手術を受けた。昨季前半戦だけで8勝を挙げた先発右腕は、2軍でリリーフ登板を重ね、まずはリリーフとして1軍へ合流した。

「久しぶりのマリンのマウンドは、ファンの方々が暖かく迎えてくださったので帰ってきたなという感じがしましたし、声援に後押しされて思い切っていくことができました」

4点差の6回に登板。2三振を奪うと、もう1イニング。2四球でピンチを作ったが、最後は4番山川に力勝負で挑み、中飛に打ち取った。ベンチ前で野手陣を笑顔で迎えた。最速は152キロをマーク、躍動感のある30球。試合の流れを変える投球に、井口資仁監督(47)も「岩下がこうやってまた戻ってきてくれて、しっかりと良い投球をしてくれたことは大きいです」とたたえた。

残り30試合少々、リリーフを中心に投手陣を支えていくことになりそうだ。「残り試合は少ないですが、与えられたチャンス、場面でしっかり結果を残せるように頑張ります」と決意を新たにしていた。【金子真仁】

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