阪神がCS仕様の“必勝継投”に打って出た。2点リードの8回に、守護神の岩崎優投手(31)を起用した。

先頭の大和は内角直球で遊飛。桑原は投ゴロに仕留めたが、一塁へフワッと投げたボールが上にそれるまさかの悪送球で出塁を許した。続く代打オースティンには四球を許し、1死一、二塁。ピンチで佐野を一邪飛に抑え、4番牧を迎えたところで、今季最優秀中継ぎ賞を獲得した本来の「8回の男」湯浅京己投手(23)を投入。カウント2-2からの5球目、外角フォークで空振り三振に仕留め、窮地を脱した。湯浅は右拳でガッツポーズを決めてベンチへダッシュで帰り、ナインにたたえられた。

▼レギュラーシーズン3位の阪神が2位DeNAに対して初戦を取った。プレーオフ、CSのファーストSで初戦に勝った31チームのうち26チームがファーストSを突破。初戦を取れば突破確率は84%と数字上は有利な状況だ。

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