オリックスが絶対的エース山本由伸投手(24)で痛い星を落とした。

山本は初回にいきなり2失点。打線が直後2回に紅林弘太郎内野手(20)の右前打と押し出し四球で追いついたが、右腕は踏ん張れない。3回、4回とソロ弾を浴びて再び先行された。

5回途中で左脇腹がつったような症状を訴えて緊急降板した。第6戦の先発が有力視されていただけに、状態が心配される。

打線は8回、代打のT-岡田外野手(34)の中前打で1点差に詰め寄ったが、その裏、5番手平野佳寿投手(38)が村上宗隆内野手(22)に手痛いソロを浴びた。

9回に2人の走者を出して食い下がったが、得点できなかった。

山本は史上初の2年連続投手4冠。シーズン終盤から圧倒的な成績を残し続けており、CSファイナルの初戦でもソフトバンクを8回無失点に抑えていた。短期決戦で1勝が計算できるオリックス最大の強みだった。

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