日本ハム野村佑希内野手（22）が12日、自主トレを行う千葉・鎌ケ谷で、ミレニアム生まれの同学年会「吉田世代」の新メンバーを歓迎した。
9日の現役ドラフトで、新たに西武から松岡洸希投手（22）の移籍が決定。この世代では、野村、吉田、万波、田宮、柿木、水野に続いて7人目に。野村は「同級生が増えることは、自分たちにとって刺激になる」と、相乗効果に期待した。
花咲徳栄出身の野村と桶川西出身の松岡は、高3夏の埼玉大会初戦で激突した。当時の松岡は、野手から投手兼任になったばかり。「多分（松岡は）背番号5でした。まだ140キロ出るか出ないかぐらい。開花する前というか…。プロに入って『あいつ、そんなに球が速くなったんだ』と。150キロ近く投げるって、本当にすごい」と野村。高校卒業後、独立リーグで一気に球速を上げた松岡に感心した。
プロ入り後は「フェニックスリーグで抑えられているはず」とし「プロに入ったら高校の実績は関係ない。まさかプロで同じチームになるとは思っていなかったので、お互い活躍できれば」。高卒5年目の来季へ向け、現在は「今年の100％の力が来年80％の出力で出せるように。何かしら1つ、突き破らないといけない」とパワーアップ中。「うちは『吉田世代』。何よりもアイツ（吉田）がエース」という吉田を筆頭にしたミレニアム世代の覚醒が、チーム浮上の鍵を握るのは間違いない。【中島宙恵】
○…現役ドラフトでソフトバンクへの移籍が決まった古川侑が、あいさつ回りと荷物整理のため千葉・鎌ケ谷を訪問。巨人を戦力外となり、昨秋のトライアウトで獲得してくれた新庄監督へ「野球ができているのは、全てボスのおかげ」と、感謝の思いを口にした。夫婦で佐賀出身。地元九州での再スタートに「また1軍の舞台で会えるように、僕が頑張らないと」と気合を入れた。
