必勝リレーで世界一へ-。侍ジャパンのメンバーに内定している阪神湯浅京己投手(23)、巨人大勢投手(23)による「新春“侍ブルペン”対談」が実現した。セットアッパー候補の湯浅と、守護神候補の大勢。話題は3月に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のほか、同学年の主砲・ヤクルト村上への対抗心、メジャーへの憧れにまで発展。同学年の2人が、質問に「○×形式」で答え“アツアツ”な“ガチ”トークを繰り広げた。【取材・構成=中野椋、小早川宗一郎】

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湯浅の優しさが身に染みた。対談企画の数日前、記者は新型コロナウイルスに感染。現地の記者の横で、パソコンの画面越しに参加させてもらった。対談開始前、「大丈夫ですか?」と湯浅から気遣いのひと言。さらに、ネクタイを締めている記者を見て「ちゃんと下(ズボン)は履いてますか?」。こちらの隙を突く“けん制”で場を笑いに包んだ。リモート参加で不安な部分もあったが、湯浅のアクションに救われた。

大勢との対談企画を打診したところ、間髪入れず快諾してくれた。他球団選手との対談は人生初だという。「絶対面白いでしょ、僕らの対談」と、湯浅自身が誰よりも楽しみにしていた企画。仲良し2人が侍ジャパンで躍動し、一気に球界の名コンビになる予感だ。【阪神担当=中野椋】