オリックス育成2位の才木海翔投手(22=大経大)が11日、大阪・舞洲の「青濤館」に入寮し、レアな再会を果たした。

スカウトとともに出迎えたのは、1月1日付で球団入りした山本和作広報(36)。昨秋まで大経大の監督を務め、才木が在学した4年間を師弟でともにした間柄。広報と新人選手として再コラボするめずらしいケースとなった。

前日から本格的に広報業務を開始しており、才木の取材ももちろん担当。照れながら横に並んで、教え子の晴れの日のコメントを録音した。

最速153キロ右腕の才木は「つい最近、監督(山本氏)から聞いてびっくりした。身近な人がいてくれるとありがたい。何かあれば逐一、相談します。すごくいい監督です。選手のことをしっかり考えてくれる。誰に対しても愛想があって、謙虚な人。(広報に)めちゃくちゃ向いていると思います」と太鼓判を押し、笑わせた。

巨人、オリックスでプレー経験がある山本氏は「自分でもびっくりです。応援したくなる。素直だし、マウンドで感情を出せる。いい直球を持っている。僕は陰ながらできることをしたいです」とサポートを約束した。