オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(31)が14日、沖縄県内で実施中の自主トレを公開した。楽天浅村栄斗内野手(32)に「浅村さんの打撃が好きで、浅村さんみたいになりたいと思って、一緒にやらせて下さいとぼくから言いました」と弟子入りを志願し、ついに実現。早くも初夏を思わせる陽気の中、サッカーボールのボール回しによるアップからキャッチボール、守備練習、打撃練習に汗を流した。

浅村の打撃にほれ込んだ理由は「逆方向への打球がすごく飛ぶのと。インコースがきれいに回るし、四球もたくさん取れるので。成績もすごく残してらっしゃいますし。そういうところを盗みたいと思って、お願いしました」と明かす。打撃練習の順番を待ちながらも「下半身の使い方とか、いろいろ聞きました」と、21年パ・リーグ本塁打王が20年同本塁打王から貪欲に吸収した。

青学大の後輩、吉田正尚外野手(29)がレッドソックスに移籍し、21年本塁打王には今季もアーチ量産の期待がかかる。「でも森君が来たので、森君、お願いしますという感じで。ぼくももちろん負けないように頑張りますけど、全員で穴を埋められるようにしたいと思います」と、浅村の大阪桐蔭の後輩、森友哉捕手(27)との共闘を改めて強調。リーグ3連覇、日本シリーズ連覇に向け、しっかり準備を整えていく。