楽天高田孝一投手(24)が「開幕ローテ入り」を狙う。沖縄・金武キャンプ第2クール最終日の10日にブルペン入り。直球のみを95球投じ、真っすぐの強さを入念に確認した。「強さを求めながら投げました。強さは戻って来ている」と手応えを口にした。

8日、初の実戦となったシート打撃では打者6人に4連打を許し、直球の強さを課題に挙げた。「全体的に制球はできたけど、球の強さがなくて、前にはじき返されていた」と振り返る。この日は、ブルペン投球で障害物を背に置き、投げ込んだ。悪いくせとして、体重移動で背中が反ることがあると言い「後ろに物を置いて、捕手に向かって、真っすぐ出られるように」とフォームのバランスを修正した。

昨季はファームで11勝2敗、防御率2・25、勝率8割4分6厘で投手3冠(最優秀防御率、最多勝利、勝率第1位)を手にした。「2軍とはいえ、賞を取れたことは良かった。今年につなげて1年間、1軍に帯同したい」と意気込む。勝負の3年目を迎えた右腕。1軍での初勝利を含め、結果には強くこだわる。

今後は12日から対外試合がスタート。オープン戦も控え、開幕ローテ争いが本格化していく。「1年目のようなルーキーの扱いではない。しっかり争いをしていかないといけない。闘争心はより強い」と決意をにじませた。【佐藤究】

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