WBC日本代表のオリックス宇田川優希投手（24）が、今季初実戦の紅白戦で1イニングを3者凡退に抑えた。
宇田川は山本、宮城のあとを受けて、5回から3番手で登板。先頭の佐野如を遊ゴロに仕留めると、前の打席で宮城から本塁打を放った太田には、ストレートで押して最後はフォークでバットを折って二飛。杉沢には高め直球で空振りを奪う球もあり、最後は外のフォークで空振り三振を奪って3者凡退に抑えた。1回を打者3人に対して12球を投じ、1奪三振で無失点だった。
宇田川は「甘いコースにはいっていたが、力強い真っすぐは投げれた。真っすぐの感覚は良かった。フォークはずっと感覚が変わらず良かったが、真っすぐが強くいい球が投げれることによってフォークのキレが増してきたので良かった」と振り返った。
今キャンプではWBC公式球への適応に苦しんでいた。11日のブルペンではすっぽ抜けもあり、昨年ブレークを果たしたような球威が戻っていなかった。紅白戦の感覚では「だんだん良くなっている実感はあるんですけど、まだまだだと思うので、これから上げていけるように頑張っていきたい」と話した。
