西武今井達也投手(24)は現在の投球数が44球であることを知ると「あと4球で!」と捕手に告げた。

新しい背番号48と同じ、ブルペンでの球数だ。21日の南郷キャンプ第4クール初日。「前のクールでも2回くらい(48球が)ありました。50球は投げたくないんで、ちょっと多いので。50球投げたら「50、投げちゃった」って思うので。その手前くらいでいいかなと思って」。理想的な球数が偶然一致している。

最速159キロを誇る右腕も、変化球の練習に余念がない。この日も47球目にチェンジアップ、さらに48球目でスライダーを外角ぎりぎりに決めて、締めた。

「去年変化球でカウント取れたりして投球が楽になったので。いろんな球種でストライクが取れるように練習しています」

球速や回転数など、ラプソードの測定数値は見ない派だという。「あまり気にしないので、今のところ」。22日に紅白戦で2イニングを投げる予定。自分なりの調整でペナントレースへ進めていく。【金子真仁】