育成契約3年目を迎える西武の背番号124、豆田(まめだ)泰志投手(20)が2回無失点の投球を見せ、支配下登録へのアピールを本格スタートさせた。この日の最速は146キロだった。

6-6の同点での8回に、5番手として登板。2死後に四球と安打で2人の出塁を許したものの、最後はロッテ田村をクイックからの142キロ直球で見逃し三振に切った。

続投した9回は先頭打者に安打を許したものの、1死二塁となった後、投ゴロ時に自らの好判断で二塁走者を三塁で封殺。最後は小川を空振り三振にした。同点の終盤2イニングをしのぎ、バッテリーを組んだ同じ育成選手の古市尊捕手(20)とともに、首脳陣にアピールした。

松井稼頭央監督(47)の試合後の場内インタビューで「本当にすばらしい投球をしてくれましたし、1歩1歩段階を踏んで成長してきています。フィールディングも落ち着いて見えましたし、これから非常に楽しみな選手です」と投球への印象を口にした。

豆田は20年育成ドラフト4位で浦和実(埼玉)から入団。高校時代からホップ成分の高い直球に注目が集まっており、2年夏には強豪浦和学院を相手に2安打完封勝利を達成している。【金子真仁】

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