頼れる4番だ! ソフトバンク栗原が早くも今季3度目の決勝打を放った。初回1死一、三塁。カウント2-1からオリックス黒木の144キロ直球を中前へはじき返した。この一打でチームは開幕から5試合すべて先制に成功。「何とか早く点を取って、先発投手の方に、楽に投げさせてあげたいと思って、打線としてやっている」と胸を張った。

昨季は開幕5戦目で左膝を負傷。シーズン中の復帰は絶望となる大ケガだった。わずか5試合の出場にとどまり、悔しいシーズンとなった。再起を期す今季。自身初の開幕4番でスタートし、21打数8安打、打率3割8分1厘。3本塁打、10打点は12球団トップだ。開幕5連勝のけん引役として存在感を示しているが、「まだ、5試合です。ここからです。やるべきことを準備して、しっかり集中して打席に入る」と一喜一憂せずに、先を見据えた。