広島はあと1死で勝利を逃し、借金1を抱えた。

3-2の9回に登板した栗林良吏投手(26)が2死から岡本和に四球。続く中田翔に初球のフォークを左翼スタンドに運ばれた。栗林は「自分がしっかり抑えていれば勝てる試合もたくさんあったと思いますし、そういうのができていないというのは、本当に申し訳ない気持ちが1番、悔しい気持ちしかないかなと思います」と声を絞り出した。守護神が早くも4敗という状況にも、新井監督は「真っすぐにしてもフォークにしても最近では1番よかった」と評価し、抑え継続には「もちろん」と力強くうなずいた。

○…コルニエルの2年ぶり勝利はならなかった。先発転向2試合目、最速157キロの直球とスライダー、ツーシームなどを駆使し、6回1失点と力投。4、5回の無死一、二塁のピンチも後続を断ち「走者が出た後は一生懸命、自分の気持ちを上げて粘ることだけを考えて投げました」と7回から救援陣に後を託した。中継ぎだった21年10月21日ヤクルト戦(神宮)以来の白星まであと1死だったが「ポジティブに、また頑張ります」と気丈だった。

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