10日に海外FA権の取得条件を満たしたオリックス比嘉幹貴投手(40)が11日、取材に応じ率直な思いを語った。

09年ドラフト2位でオリックスに入団し、今年がプロ14年目。「いろんな人のおかげで今日があると思っていて、感謝しています。(オリックスは)すごくいいチームだなと思います」と話した。

昨季はレギュラーシーズン30試合に登板し防御率2・53。5試合に投げた日本シリーズはすべて厳しい場面で、主力を相手に流れを引き寄せる快投を見せた。今季は開幕1軍でスタートし、4月22日に1度出場選手登録を抹消されるも、今月5日再登録。ここまで7試合に登板し2勝2ホールドを挙げている。

まずはリーグ3連覇、2年連続の日本一へ集中。チーム最年長のサイド右腕は「今は何も考えてないですけど、1日1日を大事に過ごしたいなと思っています」と静かに力を込めた。