脇腹の張りで離脱していた西武中村剛也内野手(39)が1軍復帰。3打点を挙げて通算1321打点とし、川上哲治(巨人)を抜いて歴代単独14位に浮上した。

「5番DH」で先発出場。1回、渡部の適時二塁打で1点を先制し、なお1死二、三塁。楽天則本から中堅へ飛距離十分の犠飛を放ち、「最低限の仕事ができました」と振り返った。

3-3で迎えた8回2死一、二塁の第4打席では、楽天酒居の初球132キロスライダーを捉え、中堅フェンス直撃の勝ち越し2点適時打をマーク。塁上でガッツポーズで喜んだ。

今季は開幕から好調も右外腹斜筋損傷で5月27日に登録抹消。その後は2軍戦4試合で12打席に立って調整。頼れる主砲が、復帰戦から存在感を示した。

▽西武松井監督(中村の活躍に)「ほんと頼りになりますし。ここぞいうところの集中力。さすがだなと思いました」

▽西武渡部(中村復帰も4番に座り、先制打と四球で貢献)「後ろに中村さんがいる安心感。つなげれば何とかしてくれるという思いで打席に立てる」

▽西武松本(先発で5回5安打2失点)「先制点を取ってもらった後に、チームに勢いをつける投球をしなければいけないところで、バタバタしてしまいました」

▽西武マキノン(7回に一時勝ち越しとなる8号ソロ)「久しぶりにホームランが打てて良かったよ」

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