首位再浮上を狙うロッテに、「2番遊撃」の主軸を担う藤岡裕大内野手(29)が早ければ30日の楽天戦(午後6時開始、ZOZOマリン)から1軍に帰ってくる。

今月23日に体調不良による「特例2023」で登録抹消されていたが、28日のイースタン・リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)で実戦復帰。29日の同戦にも「2番遊撃」でフル出場し、5打数2安打と順調な回復をアピールした。吉井理人監督(58)は「もういけるというふうに聞いています」と、サブロー2軍監督から昇格のゴーサインが出ていることを明かした。

今季開幕を4番で迎えた井上晴哉内野手(33)も、打撃不振で2軍調整が続いていたが、状態が急上昇している。降雨ノーゲームとなった22日の2軍巨人戦で“本塁打”を放つと、24日の同楽天戦で“2戦連発”。この時点では打率1割台だったが、その“2発”を号砲に、ここ4試合では16打数12安打5打点と脅威の7割5分と固め打ち。2軍とはいえ、一気に打率3割3分9厘まで上げた。吉井監督も「井上も好調っていうふうにサブロー監督から報告はあるので。そのへんもみんなで決めたいと思う」。攻守の柱と長距離砲が同時昇格し、連敗中のチームの雰囲気を変える期待も高まる。

なお29日には大下誠一郎内野手(25)、小沼健太投手(25)が登録抹消。藤岡の代替選手として昇格していた福田秀平外野手(34)の抹消も発表された。【鎌田直秀】

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