中日立浪和義監督(53)が6日、根尾昂投手(23)の1軍昇格時期について言及した。「(2軍であと)数回投げて良ければ当然、上でも投げさせます」と話し、早ければ球宴明けにも1軍で先発登板する可能性が出てきた。

根尾の今季初昇格が見えてきた。昨オフから本格的に先発挑戦をスタートさせたが、今春の2軍キャンプでは投球フォームのバランスを崩して制球を乱した。そこから修正を重ねて、5日の2軍オリックス戦では先発で7回、自己最多121球を投げて6安打2失点。6月23日の2軍阪神戦でも7回3安打無失点と先発として安定した結果を示し始めた。

2軍では17試合に登板して防御率2・66。先発は3試合を経験した。指揮官は「よく克服してここまできたと思う」と評価した上で「今、ようやく安定感が出だした段階。そう焦らなくてもいい」と慎重な姿勢も示しながらも期待感をにじませた。昨季シーズン中に異例の投手転向。中継ぎで24試合、最終戦で先発として3回を投げた経験はあるが、本格先発デビューの日が近づいてきた。

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