広島九里亜蓮がチームの8連勝をかけて25日ヤクルト戦に先発する。球宴第2戦から中4日での後半戦初登板に向け、マツダスタジアムで最終調整を行った。「中4日だろうが、中5日だろうが、しっかり準備をしていい状態でマウンドに上がるだけ。別に間隔が違うからといって、これということもないです」。今季すでに中5日を経験するタフネス右腕は、調整期間のブルペン投球を行わずに臨む登板にも自信をのぞかせる。

前回対戦した6月30日のヤクルト戦は完封勝利した。だが「いいときの投球というのはあんまり覚えてない。どちらかというと、打たれた試合の方が覚えている」と平常心。6勝4敗、防御率2・29の好成績も、危機感しかない。首位浮上の可能性があるチーム状況にも「しっかり自分の投球ができれば」と繰り返す。今季安定感増した先発の柱が連勝街道を進める投球を誓う。26日の2戦目以降は森、床田の両左腕が続く。