西武佐藤龍世内野手(26)が先制適時打でチームに勢いをつけた。

この日はプロ入り後初めて、3番打者としてスタメン起用された。「スタメン3番で行くことになりしびれました!」と意気に応え、初回1死三塁でロッテ・メルセデスの7球目を右中間に運んだ。

自身初の三塁打となり、三塁上でガッツポーズ。先制点を呼び込み「打った瞬間の手ごたえも良く、芯に当たったので、外野手の間は抜けるなと思いました。良かったです」と球団広報を通じコメントを寄せた。

「第3の捕手」としても控えるユーティリティープレーヤーは、7月9日のオリックス戦(京セラドーム)では痛恨の2失策を喫し、チームも敗れた。その日の試合後には「まず練習…するしかないと思います」と絞り出すように声を出し、バスに乗り込んだ。

とはいえ、もともとチーム屈指の練習量を誇る。守備練習の量をしっかり確保するために、ナイターの日は毎日昼すぎから1人、マシン打撃で汗を流していることも多い。連勝が7でストップし、あらためて流れを作りたい一戦。努力の一撃を放つと、直後、マキノンの適時打で2点目のホームを踏んだ。【金子真仁】

【関連記事】西武ニュース一覧