西武の豆田泰志投手(20)が26日、出場選手登録された。21日に支配下登録されたばかりの右腕で、スピンの効いた最速151キロの直球を武器とする。

この日朝に1軍登録が正式に決定。「今日(試合前の)アップとかを一緒にやって、やっと本当に支配下になったんだなという実感があります」と少し緊張した様子で話した。

浦和実(埼玉)から育成選手として入団し3年目を迎え、シーズン中の登録期限ぎりぎりで支配下登録を勝ち取った。「(2軍で)成績が出ているからこそ、余計焦ったのはあって。自分自身けっこういい内容で投げられてましたし、その中で残り2週間と段々迫っていたので、投げるたびに焦りというのはあったと思います」と、ここ数週間の心境を振り返った。

リリーバーとしてのプロ初登板のチャンスもありそうだ。「絶対に緊張はすると思います」としつつ「まずは自分の投球をしたいなと思います」と見据えた。

ブルペンの先輩になる守護神の増田達至投手(35)は「2軍でやってきたことをそのまま出せれば多分、結果として出てくると思うので。1軍に来て自分の持っている以上の力を出そうとすると空回りする。気負わず、雰囲気にのまれないよう」と後輩投手の好デビューを願っていた。【金子真仁】