西武マーク・ペイトン外野手(31)が助っ人の力を示し始めた。

源田壮亮内野手(30)の2点適時打で先制した5回、なおも2死二塁。センターへ適時二塁打を放ち、日本ハム・マーベルをマウンドから下ろした。

これで6試合連続での安打になる。

「最近は特に、自分のリズムで打てるようになってきたかなというのもあります」

3試合連続で3番打者を任される。ペイトンはこの効果も冷静に分析する。

「今の打順だと、特に足の速い走者が塁にいる状況もけっこう多いので。そうなってくると投手も走者をケアしつつ自分と対戦しなきゃいけないという部分もあると思うので」

さらに。

「今日だと後ろにマキノン、外崎、栗山さんがいるので。そういう中で自分と対戦するとなると、後ろに回したくない気持ちもあると思う。自分に対してストライクを投げてくるというのはあると思います」

とはいえ、持ち前の技術と勝負強さで、29試合の出場ながら打点数16はチーム4位でもある。コンディション不良で2軍調整が長引いたが、チームの上り調子と並行してペイトンが存在感を高めてきた。

3、4月は77打席で21三振。再昇格した7月下旬以降は33打席で1三振。直近6試合に限れば24打数9安打、打率3割7分5厘。明らかに数字が変わった。

「ボールを長く見るのができていなくて、それが突っ込む形で三振にはつながっていたと思います。今はしっかりタメが作れて、ボールを長く見るのができているので、それで三振しないことにもつながっているのかなと思います」

3番ペイトン、本領発揮の夏だ。【金子真仁】