広島が11戦ぶり先発出場の末包の3号ソロを含む2安打2打点の活躍もあり、巨人に勝ち越した。

先発森下は7回まで無失点。8回、岡本和に3ランを浴びるも、7勝目を手にした。3点リードの9回は、出場選手登録を抹消された矢崎に代わって栗林が登板。2者連続三振を含む3者凡退で締めくくり、10セーブ目。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。

-先発森下投手の投球について

新井監督 ナイスピッチングでしたね。ジャイアンツの強力打線を相手に素晴らしいピッチングだったと思います。

-矢崎投手が出場選手登録を抹消される中、栗林投手を9回に送り出した

新井監督 ここ最近ずっと状態は良かったので、矢崎がちょっとリフレッシュさせようと思いまして抹消していますので、栗林に行ってもらいました。

-矢崎投手の出場選手登録抹消はリフレッシュで、10日間での復帰という考えか

新井監督 彼にはそう伝えています。9回を投げるというのは、彼にとって初めての経験だったと思うし、ここまですごく頑張ってくれて、メンタル的にもフィジカル的にもすごく疲れていると思う。彼と話をして、1回リフレッシュしてきてくれと。10日で上げるから、と伝えています。

-栗林投手はセーブシチュエーションでセーブを記録

新井監督 大きいですね。ここずっと彼本来の状態になっていましたし、今日も彼にとって久しぶりの9回かな。こちらは安心して見ていました。

-先制打の末包選手には昨日の早出で直接指導

新井監督 そこは打撃コーチがしっかり(やってくれている)。マット(デビッドソン)にしても、打撃コーチがしっかり早出や映像を見てアドバイスをしてくれているので、その成果が出たんじゃないですか。

-打線を組み替えた

新井監督 スエ(末包)も“今日絶対打ちます”と言っていたけど、矢野も“今日絶対打ちます”と。試合中もベンチで、“チャンスで俺に回してくれ”ってずっと言ってましたよ。頼もしいなと(笑い)。

-末包選手は先制打に3号ソロと、2安打2打点

新井監督 “もう絶対打ちます”と。昨日、浅野君(巨人)が高校の後輩でしょう。先輩として俺も負けられないと思ったんじゃないですか。本当に打ちましたからね。私もうれしいし、みんなもうれしいし、早出をやっている打撃コーチもうれしいんじゃないですか。