西武が今季チーム最多の20安打を放ち、今季2度目の5連勝に成功した。

初回、いきなり無死満塁を作るも3者連続三振で逸機。重い空気が漂ったが、2回にペイトンのバント安打をきっかけに再び満塁を作り、蛭間の適時打などで2点を先制。3回に三たび満塁を作り、柘植の犠飛や西川の適時打などで4点を追加。序盤で流れをつかんだ。

スタメン全員安打を記録し、うち7人がマルチ安打を放った。栗山巧外野手(40)もその1人。3回に先頭で左前打を放つと、6回には右翼への二塁打で、いずれもその後生還した。

前半戦は打率1割台に停滞し苦しんだが、後半戦はここまで打率3割1分6厘と頼もしい存在に。以前から「不調から打率が上がって、相手の攻めもまた変わってきて、そこでアジャストできれば」と意気込んでいたシーズン終盤に、同じ40歳の中村ともどもコンディションを整えながら活躍している。

栗山の二塁打は自身通算397本目でもあり、400二塁打という新たな節目の記録が迫っている。【金子真仁】

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