今季限りで現役を引退することを表明したDeNA藤田一也内野手(41)が22日、横浜市内の球団事務所で会見を行った。

04年ドラフト4巡目で横浜(現DeNA)に入団した時のエースで、現在は指揮官を務める三浦大輔監督(49)への思いを聞かれ、2人の思い出を振り返りながら、三浦監督を「男にする」ことを誓った。

「僕がドラフトで入団した時、三浦さんが大エースでチームを引っ張って、抑えてくれるんですけど、なかなか勝ちをつけられなくて、でも、そんな時でも選手を責めることも、チームを責めることもなくて、黙々と投げてる姿を見て、本当にベンチからショートのポジションから大きく見えた。こういう選手が日本を代表する選手なんだと。こういう選手になりたいなと思った。勝てない時、チームが苦しい時に先頭に立ってる姿を見たし、三浦さんが負けた試合でもご飯を誘っていただいて、なかなか試合に出ることができない僕に対して、『頑張れ、頑張れ』と言ってくれた。トレードになる時も、『楽天イーグルスで頑張れよ』って言ってくれたことはすごく鮮明に覚えてるし、僕が楽天イーグルスで試合に出たり、優勝したり、日本一になった時は『おめでとう』という言葉を送ってくれた。ベイスターズに復帰が決まった時も一番初めに電話をいただいて、『また、一緒に頑張ろう。優勝しよう』ということを言っていただいて、『男にしたいな』という気持ちで入ってきたんですけど、優勝することができなくて、本当に悔しい気持ちでいるんですけど、まだクライマックスシリーズを勝ち上がるっていうチャンスがあるので、何としても、三浦監督を男にしたいなっていう気持ちでいっぱいです」