中日の新任3コーチがデビューした。今季限りで現役を引退し、コーチ就任が発表されていた福田永将打撃コーチ(35)、堂上直倫内野守備走塁コーチ(35)、大野奨太バッテリーコーチが(36)が7日、ナゴヤ球場でのみやざきフェニックス・リーグ参加組の練習にコーチとして初参加した。

3人とも現役時代同様の背番号のついたユニホームで参加。シーズン終了後1週間も経たないうちに立場は変わった。堂上コーチはノックバットを握り内野ノック。福田コーチは若手のティー打撃をサポートし、大野コーチは捕手の捕球から送球姿勢の指導を行った。福田、大野コーチは練習後には屋内練習場でノックを打つ練習を続けた。

教育リーグには今季1軍で内野を守った村松、福永、龍空、石川昂らが参加。内野守備陣の失策、ミスからの失点も目立ち、ディフェンス面の底上げは重要課題。堂上コーチは現役通算1000試合出場も達成し、一塁から三塁まで内野全ポジションでの守備力には定評があった。「僕も本当にめちゃくちゃ練習した。ノックは数を受けないとうまくならない。いろんな可能性を見いだしてあげたい」。若竜内野陣のレベルアップに意気込みを見せた。

大野コーチも「選手と一緒に課題に向き合いながら、1軍で戦える選手をどんどん増やしていきたい」と話し、福田コーチも「選手が一番やりたいことをサポートしたい」と目標を口にした。3コーチは9日から始まるみやざきフェニックス・リーグに帯同し、コーチングにさらに磨きをかけていく。