巨人は10日、阿波野秀幸投手チーフコーチ(59)、小笠原道大3軍打撃コーチ(49)、石井昭男巡回打撃コーチ(68)が今季限りで退任すると発表した。阿波野コーチは本人からの退任の申し入れがあったとした。

阿波野コーチは昨オフから同コーチに就任。投手陣の整備を託されたが、チーム防御率はリーグ5位の3・39に終わった。「ピッチャーは先発ローテーションとか、勝ちパターンとか、いろんなものを確立していかなきゃいけないんですけど、なかなかそれが…。その中でのやりくりは、当然あるんですけど、なかなかうまく戦えない時期もあった」と回想。その上で「一昨年、昨年から見たら、改善できた部分もあることはあった。そこは次につなげていってという気持ちは強いです」と話した。

小笠原3軍打撃コーチは、21年オフから2軍打撃コーチに就任。今季から3軍打撃コーチに配置転換されて育成選手を中心に若手選手の打撃指導を行った。

東海大相模、東海大で原前監督の先輩でもあった石井巡回打撃コーチは、昨オフから同コーチに就任。ファームを中心に打撃理論を指導した。「(原)監督に呼ばれてきたので、どっちにしろ、監督が辞める時は辞めるつもりだった。来年はアマチュアを」と、アマチュア野球の指導者として再スタートを切ることを明かした。

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