CSファーストステージ初戦は、対スチュワートに打率&出塁率10割コンビで初回に先制パンチだ。

ソフトバンクとの第1戦(午後6時開始、ZOZOマリン)に備えた全体練習が行われた13日、ZOZOマリンでのフリー打撃で最後まで打撃投手のボールを打ち込んでいたのは「2番遊撃」藤岡裕大内野手(30)だった。相手予告先発のスチュワートに対し、今季は1本塁打を含む2打数2安打1四球2打点。「思い切って初球からどんどんいくだけ。良いピッチャーですけれど、自分の中で打っちゃダメなボール、打った方が良いボールを打席に入る前に整理して打席に臨みたい。リーグ優勝は出来なかったですけれど、日本一になれるチャンスが来たので、そこだけを目指して、体が壊れても良いくらいの気持ちで戦いたい」と決意した。

2位で勝ち取った本拠地開催にも「谷保さんが引退するので、それも含めて戻って来られて良かったというのはすごく思います」と闘志を燃やす。「自分はもう1度あのコールを聞きたいなと思って最終戦を戦ったので。あのコールを聞くと『やってやろう』っていう気持ちになる。勝利して良い門出になればいい」。ソフトバンクだけでなく、ファイナルステージでオリックスを撃破し、日本シリーズ優勝で、場内アナウンス担当33年の谷保恵美さん(58)を送り出すつもりだ。

「4番DH」グレゴリー・ポランコ外野手(32)も3打数3安打3四球、1本塁打3打点と好相性。フリー打撃でも快音を連発するなど調子は上々で、今季26発で本塁打王のタイトルを獲得した存在感を示すつもりだ。【鎌田直秀】

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