日本ハム松本剛外野手(30)が28日、今オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すことが決まった上沢直之投手(29)へエールを送った。

千葉・鎌ケ谷の2軍施設で秋季練習に参加した松本剛は「本人はずっと(メジャーへ)行きたいって言っていたし、この1年はそこに対する意識はめちゃめちゃ強かった。やっぱりマウンドでの姿を見ていても、そういう思いをこっちは感じていた。なかなか勝てなかったのは野手の責任がすごく大きいシーズンになって申し訳ない気持ちもありますけど、でも、個人的には(上沢が目指していたメジャーへ)行ってほしいっていうのが素直な気持ちです」と夢への扉に手をかけた上沢に対する率直な気持ちを明かした。

松本剛と上沢は11年ドラフトで同期入団。この年の高卒入団は4人で2位が松本剛、3位が現在はロッテでプレーする石川慎吾外野手(30)、4位が現在はソフトバンクでプレーする近藤健介外野手(30)、6位が上沢と全員がプロ12年目を終えても第一線で活躍する「スーパー世代」だ。

日本ハムで選手会長も務める松本剛は「チームとしては(上沢が)いなくなったらエースが抜けるっていう形になる。もちろん戦力的にはかなり大きなダメージになりますけど…」との思いもあるが、上沢の真っすぐな思いが結実することが一番の願い。「やっぱり1年目から鎌ケ谷で一緒にやってきて、ここ(鎌ケ谷)で一緒にやっている時間が長かったので、その選手がメジャーに行くってなったら素直にうれしいですよね。あいつなら(メジャーに)対応して先発ローテに入っていくピッチャーになりそうなイメージもすごく湧く。一ファンとして応援したい」と夢を追う同学年右腕の吉報を待つ。

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