スマホの向こう側から、ミスターの激励が届いた。巨人阿部慎之助新監督が2日、秋季キャンプ2日目の朝、長嶋茂雄終身名誉監督(87)から電話を受けた。「2年連続Bクラスだから、厳しくやるのは当たり前だ。来年優勝してほしい」。療養を続けるミスターの言葉に44歳の新指揮官は「激励いただいたんで、ありがたいなと思いますね。なかなか電話に出ないみたいなんだけど、つないでいただいて」と背筋を伸ばした。

ミスターと阿部。ドラフト1位で入団した00年、ミスターが監督した最後の年だった。阿部監督は「僕はね、1年目で1年しかやらせてもらえなかったですけど、もう見ての通りですよね。神様」という存在。通算2000安打達成し、名球会ブレザーの贈呈役もミスターだった。監督就任後、初めてのやりとりに「声、元気そうだった。笑った時が大爆笑していたんで」と受け止めた。

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