「長嶋茂雄少年野球教室」の第7回が4日、長嶋茂雄終身名誉監督(87)の出身地である千葉・佐倉市の長嶋茂雄記念岩名球場で行われた。

長嶋氏は17年での参加を最後に欠席となったが、中畑清氏(69)、篠塚和典氏(66=日刊スポーツ評論家)ら巨人OB9人が集結。地元の野球少年300人以上を相手にアドバイスを送った。

長嶋氏は佐倉市少年野球連盟に加入する20チームに軟式野球ボール合計276個を寄付。さらに28年のロス五輪で野球が競技に復活したことに触れ「今回は特別にうれしいニュースが届いています。君たちも知っているとおり、2028年のロサンゼルス・オリンピックで野球が復活しました。君たちが高校生、中学生になっている頃ですが、大好きな野球をオリンピックで見られます。みんなで声を上げて応援しましょう。日本頑張れ、佐倉も頑張るぞ!」などとメッセージを寄せた。

中畑氏は「地元の本当の英雄というか、長嶋さんの存在というのを改めて認識してもらって、子供たちの意識のなかに(長嶋氏の)存在感の大きさというのを分かって欲しいと。これが我々の役割じゃないかなと思っている」とミスターの意志を受け継いだ。

篠塚氏も「ミスターの子分として続けていこうと。(子どもたちが)本当に元気でこの元気がミスターに届いてるんじゃないかと言う気持ちで指導してました」と振り返った。