オリックスから戦力外通告を受けた西浜勇星投手(20)と吉田凌投手(26)がそれぞれ2三振を奪う好投を見せた。

西浜はトライアウト開始直後の1番手でマウンドに上がると、ソフトバンク居谷を143キロ直球で空振り三振、ロッテ福田秀も143キロ直球で押し込み二飛、BC福島伊藤からも三振を奪った。直球の最速は144キロだった。西浜はBC群馬から22年育成ドラフト1位で入団。わずか1年で戦力外通告を受けていた。

吉田はオリックス釣を得意の縦に変化するスライダーで見逃し三振。DeNA田中もスライダーで追い込むと、最後は141キロ直球で空振り三振にとった。中日伊藤には四球を与えたが、直球とスライダーのコンビネーションで存在感を示した。吉田は東海大相模から15年ドラフト5位でオリックスに入団。8年目となった今季は19試合に登板して防御率3・24の成績だった。