日本ハムから戦力外通告を受けた井口和朋投手(29)がトライアウトで安定した投球でアピールした。

シート打撃ではヤクルト松井、ロッテ速水、元ヤクルトで現火の国サラマンダーズの中山と対戦した。松井をカウント2-2から低めに落ちるフォークで空振り三振に取り、続く速水を遊ゴロに仕留めた。この日のシート打撃で本塁打を放っている中山には、追い込んでから119キロのカーブで空振り三振を奪った。直球の最速は146キロを計測するなど、危なげない投球だった。

井口は東農大北海道オホーツクから15年ドラフト3位で日本ハムに入団した。1年目から中継ぎとして37試合に登板。入団から今季まで7年連続で1軍登板を経験してきた。10月3日に戦力外通告を受け、この日の12球団合同トライアウトに参加していた。また、今月4日には、24年からウエスタン・リーグへの参入が予定されている、ハヤテ223のトライアウトにも参加していた。