ゲラにメラメラ!? 阪神湯浅京己投手(24)が、新助っ人に内定したハビー・ゲラ投手(28=レイズ)に対抗心を燃やした。

連覇を目指すチームは、今春のWBCパナマ代表右腕との契約が大筋合意。最速160キロ超えの剛腕は勝利の方程式候補と目され、競い合う可能性が高い。虎の156キロ右腕は冗談交じりで「負けないです(笑い)。来年(球速を)超せばいいんでしょ?(笑い)」と入団ウエルカムの言葉を贈った。

高知・安芸での秋季キャンプ第4クール4日目のこの日は、ブルペンでフォークも解禁して投球練習を行った。秋のテーマに真っすぐの質向上を掲げ「感覚は良くなっています。疲れていてもいいフォーム、力感でずっと投げようと思ってやっていましたし、本当に毎日の差があまり少なかった」と好感触をつかんでいる。身内バトルで、新助っ人に負けるつもりはない。

今季は3月のWBCで世界一に輝き、阪神では守護神も任されたが、相次ぐ故障で2軍調整が続いた。だが、復帰登板となった日本シリーズで劇的に復活を遂げ、来季への手応えをつかんでこの秋を迎えている。

チームは今日19日に秋季キャンプを打ち上げる。岡田監督からキャンプメンバーでも群を抜いていると評価される右腕は、表情を引き締めた。「ずっと取り組んでいることも継続してやらないと。しっかり考えて整理してやっていきたい」。勝ちパターンで勝利に貢献するため、オフもハードに鍛える。【三宅ひとみ】

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