最速157キロの若獅子、1軍デビューなるか。西武黒田将矢投手(19)が23日、埼玉・所沢の球団施設で契約更改に臨み、現状維持の650万円でサインした。

黒田は青森県むつ市出身。八戸工大一を経て21年ドラフト5位で入団した。188センチの長身から、8月20日の3軍戦、東日本国際大戦で157キロを計測した直球に、角度のあるフォークを投げ込む期待の右腕だ。右肘痛で7月のフレッシュ・オールスターを辞退する悔しいシーズンを「けがをしてしまったのはとても悔しい。でもストレートで勝負できた1年だったので、そこはすごく良かった」と振り返った。来季の目標は「1軍で1日でも早く投げること」と力を込めた。

渡辺久信GM(58)は「来年は1軍デビューしようなって話はしました。(来季高卒3年目で)デビューするには良いぐらいの年齢だよね。まずは下でしっかり結果を出して、チャンスが来たら1軍デビューして、ファンにお披露目したいくらいな感じ」と大器に大きな期待を寄せた。(金額は推定)

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