中日は24日、今季限りで戦力外通告を受けた巨人・中島宏之内野手(41)、ソフトバンク・上林誠知外野手(28)、阪神・山本泰寛内野手(30)、板山祐太郎外野手(29)の獲得を発表した。板山は育成契約での獲得。

中島は01年に伊丹北(兵庫)からドラフト5位で西武に入団。持ち前の勝負強さを前面に出し強打の遊撃手として存在感を発揮し、09年のWBCで侍ジャパンの一員として世界一連覇に貢献した。その後、メジャー挑戦を挟み、オリックス、巨人で球歴を積んだ。通算1928安打を放ち、中日では攻撃力アップへの代打の切り札的存在として期待されそうだ。

上林は仙台育英(宮城)から14年にドラフト4位でソフトバンクに入団。走攻守3拍子そろった外野手として18年に22本塁打を放った。22年に右アキレス腱(けん)断裂以降はケガに悩まされた。岡林、大島、細川らと外野定位置争いに食い込めるか注目される。

山本は慶大から16年ドラフト5位で巨人に入団し、20年に阪神に移籍。バッテリー以外の内野ユーティリティープレーヤーで、二遊間が固定への競争起爆剤として期待される。

中日は戦力外4選手の獲得と並行して、3年契約を解除して巨人を退団した中田翔内野手(34)の獲得調査を行っている。