阪神木浪聖也が遊撃手部門で初のベストナインに選出された。ゴールデングラブ賞とのダブル受賞。「びっくりしかないんですよね。取れるとは思っていなかった。評価していただいて、本当に頑張ろうと思いました」と心を新たにした。プロ5年目の今季は開幕スタメンこそ小幡に譲ったが、127試合に出場していずれもキャリアハイの109安打、41打点、打率2割6分7厘。ポイントゲッターの役割も果たし「恐怖の8番打者」として存在感を示した。前年は中野が獲得し、阪神の別の選手が遊撃で2年連続獲得するのは、球団史上初めてだった。「チームのために何ができるかを考えてやっていたら今後、ゴールデングラブもベストナインもいただけると思う。準備をしっかりやっていきたい」と来季以降の連続受賞も目標に掲げた。

【イラスト】ベストナイン受賞者/パ・リーグ