戦力外通告を受けていたソフトバンク佐藤直樹外野手(25)が28日、ペイペイドーム内の球団事務所で育成選手として再契約した。年俸は100万円減の1300万円。背番号は「30」から「138」に変更となった。

「球団には野球をできるチャンスをもらった。春季キャンプから野球もそうですけど、野球以外の面でも『こいつ変わったな』って思われるように、このオフはしっかり取り組んでいきたい」

引退の選択もあったが、ホークスでの再出発を決断した。「いろいろと悩みました。1人で家にいる時とか『もう、野球を辞めてもいいかな』と思ったけど、いろんな人に話を聞いてもらった。いろんな人に支えられてるなと思って、来年は自分のためにじゃなくて、誰かを喜ばせるために頑張りたい」と力を込めた。

佐藤直は19年ドラフト1位でJR西日本からソフトバンクに入団。俊足強肩の即戦力外野手として期待されていた。今季は41試合に出場し、打率1割6分7厘、1本塁打、2打点。プロ4年間で結果を残すことはできなかった。「もっともっと野球に、自分自身に向き合っていかないといけない。技術向上もそうですけど、自分が変わらないと上では活躍できない。育成になって今まで通りだと、支配下(選手)も無理だと思っています」と強い信念を持って、育成からはい上がっていく。

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