DeNAから戦力外通告を受けた田中俊太内野手(30)が、来季からイースタン・リーグに新規参入するオイシックス新潟アルビレックスBCに入団することが11月30日、分かった。17年ドラフト5位で巨人に入団。FAの人的補償で21年にDeNAに移籍した。今季はプロ6年目で初めて1軍出場がなかったが、イースタン・リーグでは、内野の全ポジションを守るなど有事に備え、準備は万全だった。

豊富な経験も武器となる。東海大相模、東海大、日立製作所を経て、プロ1年目から99試合に出場。プロ2年目には選手層が厚かった巨人で開幕スタメンを奪った。DeNAに移籍した21年の巨人との開幕戦では3安打を放ち、開幕戦のセ・リーグ新記録となる6打点をマーク。古巣相手に強烈なインパクトを放った。野球への真摯(しんし)な姿勢も評価される中、燃えたぎる思いを新天地のグラウンドで体現する。

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