巨人小林誠司捕手が大幅減額を正面から受け止めた。

1日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。19年オフに結んだ4年契約最終年を終え、年俸1億円から減額制限を大幅に超える7000万円減の年俸3000万円でサイン。「悔しいシーズンでした。このままではダメだと重々承知ですし、こいつ変わったなと思ってもらえるようにオフで頑張っていきたい」と燃えた。

今季は全試合1軍に登録も、ベンチを温めることがほとんどだった。守備固めを中心に21試合の出場で8打数1安打。シーズン9打席はキャリア最少だったが、アーリーワークには若手とともに欠かさず参加。試合中にはベンチから明るい声出しで黒子役に徹した。

今オフは例年通り、地元・大阪を中心に自主トレを行う。阿部新監督のもとで戦力になるべく「体も心も強くなれるように頑張りたい。試合に出るために、準備をしてはい上がりたい」と覚悟をにじませた。

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