ソフトバンク石川柊太投手(31)が1日、自身が8月18日の西武戦(ペイペイドーム)で達成したノーヒットノーランの舞台裏を明かした。板東湧梧投手(27)と福岡市内で行われたトークショーに参加。司会者から無安打無得点試合を触れられた石川は「今だから言えますけど」と切り出し、「(登板の)2週間前からせきが止まらなくて。トレーナーからも『途中で言いな』って言われてたんですけどノーヒットだったので、いつ『無理』と言えばいいのかなという感じだった。野球って分からないもんですね」。体調は本調子ではなかったが、プロ野球88人目の快挙となった。

質問コーナーでは来場者から「石川選手は怒ったりしているところを見たことありません。板東選手は見たことありますか」の質問を受けた。板東は「怒ってるのは見たことないです」と回答。マウンド上でも感情をあまり出さない石川は、その質問の流れで中日のベテラン右腕・涌井を引き合いに出し「涌井さんってすごくいいなって思う。良くても悪くても(マウンドでは)スーって感じで。自分もクレバーにいきたいなと思います」と話した。

その他にも「パン派か、ご飯派ですか」など優しい質問に丁寧に受け答えした。イケメン板東は「休日に食べたいのはパンですね」と明かし「らるきいのトーストとかおいしいですよ」と続けた。質問した女性に司会者は「作って持っていってあげてください。そのためにらるきいでバイトしてください」と冗談を飛ばすと、女性は「転職します!」と声を弾ませ、場内は笑いに包まれた。

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