増量&パワーアップで中軸定着だ。ロッテ藤原恭大外野手(23)が来季の「3番打者」志望を明かした。4日、山口航輝外野手(23)小川龍成内野手(25)松川虎生捕手(20)とともに千葉・流山市の特別支援学校流山高等学園を訪問。高等部の3年生90人に野球体験型授業を実施した。

体を動かす楽しみを味わってもらう「パラ支援プロジェクト」の一環で、選手による学校訪問は今回が初めて。4人は手本を見せながら、キャッチボールやゴロ捕球などを生徒と一緒に行った。

藤原は「皆さん楽しんでくれてましたし、僕自身も楽しかったんで、すごく良かったなと思います」と、オフならではの貴重な時間を振り返った。6年目となる来季に目を向けると「昔から3番を打ちたくて。かっこいいなと思う。長打も打って足も使えて、そういうバッターを目指してやっていきたい」と話した。

刺激を受けた。侍ジャパン入りした11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでは、外野に今季25発を放った同い年の日本ハム万波がいた。「万波と(中日)岡林は僕が持ってないものを持ってた。負けないように取り組んで、来年勝てるようにやっていきたい」とライバル心を持ち帰った。

万波の25本、長打率4割6分7厘に対して、今年の藤原は3本塁打、長打率3割2分3厘。「ロッテの外野手、結構争いが激しいと思うので。来年(けがで離脱していた)高部さんも戻ってきたら、長打も打たないと出られないのかなって正直、感じます」。パワーをつけるため、ウエートトレーニングに励み、体重は自己最重の84キロまで増えた。「現状、圧倒した成績を誰も出してない」若手外野陣の中で、来季は突出する。

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