中日は8日、現役ドラフトでヤクルト梅野雄吾投手(24)を獲得した。梅野は19年にリリーフとして頭角、同年チーム最多で自己最多も更新する68試合に登板し、28ホールド4セーブとフル回転。通算成績は216試合登板、14勝11敗4セーブ、74ホールド、防御率3・94だが、今季は投球フォームに悩むなど5試合登板に終わっていた。

中日リリーフ陣は守護神マルティネスを筆頭に勝野、清水らが勝利の方程式を務めるなど若手が台頭。元守護神田島、祖父江、福らもブルペンに控えるが、それぞれ中堅、ベテランの域に達している。中日加藤宏幸球団代表(65)が、「競争してポジションを勝ち取ってくれると期待しています」とコメントしたように、梅野には経験を生かしたブルペンの活性化役を期待している。

梅野はヤクルトを通じて、「けがも多く、目立った活躍もできませんでしたが、移籍先で活躍する事が、今まで指導してくださった方や応援してくださったファンの方への恩返しになると思って、新天地では心機一転、頑張ります」と中日移籍への決意をコメントした。

【現役ドラフト】詳細まとめ