楽天田中和基外野手(29)が23日、「プロスピ」の腕前を披露した。都内で行われたモバイルゲーム「プロ野球スピリッツ(プロスピ)A」のイベントに出演。プロ野球OBとの対抗マッチ(2イニング制、制限時間10分)で元西武高橋朋己氏と対戦した。大勢の観客の前でゲームをプレーするのは初。「緊張しました」と振り返りつつ「キャプテンがすごいホームランを打ってくれたんで」と浅村が決勝2ランを放ち、2-1で勝利を飾った。

田中和は“楽天純正打線”で臨んだ。1番山崎武司、2番リック、3番フランコ、4番浅村、5番島内、6番茂木、7番辰己、8番銀次、9番村林(代打ウィーラー)のオーダー。プロスピAリーグのスペシャルサポーターで楽天ファンの乃木坂46久保史緒里も「これは熱いですね。うれしいです」。他球団の選手を使わなかった田中和の采配に笑顔。また、リックが打線に入り「一番最初に好きになった選手」と明かした。

この日開催された「e日本シリーズ」ではソフトバンクが中日を下し、日本一に輝いた。楽天は「eクライマックスシリーズ」で敗退。現実ではリーグ戦4位でCS進出を逃した。田中和は「常にそうなんですけど、日本シリーズを目指してやるしかないので、一緒に頑張ります」とリアルとゲームでのダブル日本一を誓った。