楽天今江敏晃監督(40)が、中継ぎの新戦力台頭に期待している。その目玉になりそうなのが、強い直球を武器にする藤平尚真投手(25)のリリーフ転向だ。

今季までは主に先発で登板。相手打線の1巡目はピシャリと抑えても、2巡目以降で捕まる傾向があった。だからこそ「彼なんかはショートイニングでバチっといけば、うまく自信を持って次に臨めるのかなと思う」と配置転換を検討する。

16年ドラフト1位で横浜高(神奈川)から入団し、通算45試合で10勝16敗と開花しきれていないのが現状だ。指揮官は「体力があるので、先発ローテで1週間に1回より、毎日ボールを投げてる方が感覚的にもいいんじゃないかな」と中継ぎ起用の狙いを説明する。

今季53試合で4勝2敗、7ホールドと大ブレークした内が先発に転向する見込みで、藤平が右のリリーバーとして同様の役割を求められそうだ。今江監督は「藤平は特に期待してます」と話すほどポテンシャルの高さを買っており、本人も「準備だけはしっかりしていきたい」と新たな挑戦に前向き。来季は背番号46にとって勝負の年になる。

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