西武源田壮亮内野手(30)が24年シーズンも主将を続投する。松井稼頭央監督(48)が「来季も源田にキャプテンをしてもらおうかなと思う」と明言。20年から就任し来季で主将5年目となる。5年ぶりのV奪回を目指すチームを不動の遊撃手がけん引する。

源田は今季、侍ジャパンでWBC世界一に貢献。しかし大会中に右手小指を骨折し、シーズン開幕の出場は見送った。5月26日本拠地のオリックス戦で2番遊撃で復帰し、最終的には出場100試合で打率2割5分7厘という成績だった。21年には荻野、和田、西川と並んで24盗塁を記録し盗塁王に輝いたが、今年はわずか5盗塁にとどまり、得意の足は生かせなかった。

スタートは遅れたものの安定した守備は今年も光った。ゴールデン・グラブ賞の遊撃手部門で6年連続6度目となる選出を受けた。現役時代、同じ遊撃手として鳴らした松井監督は「もちろんフルシーズン引っ張ってほしい。ゲン(源田)がフルに出ているということは体調がいいことですから、ピッチャーにとっても大きくなってくるでしょうし」とチームの柱、源田の活躍を望んでいる。【山崎純一】