高知での自主トレを切り上げた広島玉村昇悟投手(22)が20日、マツダスタジアムでの合同自主トレに合流した。坂倉との自主トレではすでに2度ブルペン入り。キャンプインまでの10日間で最終仕上げを行う。

今キャンプでは、ブルペンで“投げ込み日”を設ける。昨季の1試合平均投球回は約5回と、物足りない。イニングを重ねるごとに球速が落ちるなど、球威低下の自覚もあった。自主トレをともにした坂倉から「体がどういう反応をするのか。体にそれだけ投げるんだぞと覚えさせる意味でも」とシーズン前の投げ込みの重要性を説かれ、納得した。

近年は多くの球数を投げ込む投手が少なくなり、コーチから球数を設定されることもなくなった。玉村自身、これまで多く投げ込む調整はしてこなかった。「いつも5回くらいで代えられるので、まだ投げられるよというアピールも含めて、やっていきたいと思います。もともと球数は少ない方なので、100球を何回か投げたい」。平均投球回を伸ばすため、今春は投げてスタミナをつけていく。

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