阪神岩貞祐太投手(32)が21日、福岡市内で自主トレを公開した。柔道整復師、鍼灸(しんきゅう)師の資格を持つ元ソフトバンク馬原孝浩氏(42)のもと、厳しく自分を追い込んでいる。

自主トレには同僚の伊藤将司投手(27)、岩田将貴投手(25)、長坂拳弥捕手(29)と中日石森大誠投手(26)も参加している。

早朝にストレッチ、体幹トレから始まった1日は長かった。雨の中で長い距離のキャッチボール、そしてブルペン投球。ポール間走やメディシンボールを使った濃密な練習を終えると、ようやく折り返し。「午後のウエートトレーニングが圧倒的にきついので、ここからが一番きついですね」と苦笑いした。練習は約6時間におよんだ。

ウエートトレで体が大きくなり、球速アップ、ケガ予防の効果が期待できる。「順調です。ここまで問題なくきているし、思ったより投げられている。もう少しゆっくりでもいいかなと思っているくらい」と自らにブレーキをかけるほど、快調なペースで仕上がっている。

2年連続50試合登板を果たした中継ぎの柱。首脳陣から調整は任されており、キャンプは2軍のうるま市具志川からスタートする。「具志川で実戦はないと思うので、トレーニングの期間を延ばして、しっかり追い込みたい。毎年ブルペンでのストライク率を意識しているので、そこを今年も意識しながら、ある程度の球数を投げていきたい」と充実の表情を浮かべた。

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