オリックス吉田輝星投手(23)が25日、大阪・舞洲の球団施設でキャッチボールなどの自主トレを公開した。昨年11月末に日本ハムから黒木とのトレードで移籍。オフは先日まで鹿児島で、阪神森木とトレーニングを積んだ。「すごく納得のいく自主トレになった」と、手応えをつかんだ指針の1つが球速だった。

日本ハム時代のこの時期はブルペン投球で136~138キロの球速帯だったという。それが先日は「148キロくらい出た」。平均でも144~146キロに上がったという。「試合で出るような出力が、練習で出ていた。試合の方が球速が上がる。そういう意味では、去年よりは全然いいボールが投げられていると思う」と明るい顔で話した。

トレーニングと並行して体質改善も行った。「ケトジェニックっていう食事制限をして、炭水化物とか一切摂らないトレーニングをしていた」との新たな取り組みも明かした。

「環境にキャンプ中にはなじんで、自分らしくできるように。オリックスは3連覇中なので、4連覇に貢献できるように頑張りたい」。先発かリリーフなどの起用法については「そういう話は一切していない」という。

吉田は18年に金足農(秋田)のエースとして夏の甲子園で準優勝。同年ドラフト1位で日本ハムに入団し、22は自己最多51試合登板と中継ぎで結果を出したが、昨季は3試合にとどまった。

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