ロッテ種市篤暉投手(25)が侍ジャパンの強化試合・欧州代表戦(3月6、7日=京セラドーム大阪)メンバーの最終候補に入ったことが28日、分かった。プロ2年目の18年にU23W杯で代表経験があるが、年齢制限のない日本代表への選出は初めてとなる。

種市は昨年、サポートメンバーとしてWBC侍ジャパンに選出され、3月の強化試合のオリックス戦に先発。4回無安打無失点と好投した。ドジャース大谷やパドレスのダルビッシュらと貴重な時間を過ごして迎えたシーズンでは3年ぶりに開幕ローテーション入り。シーズン10勝で自身初の2桁勝利を挙げ、20年のトミー・ジョン手術からの復活を遂げた。

今季も小島、佐々木とともに吉井監督から「軸になってほしい」と期待され、開幕投手候補に挙げられている。種市も「160回、170回、180回投げたい。自覚を持ってやっていきたい」と投手陣をけん引する自覚を口にしていた。復活ロードを歩きながら成長曲線を描き続けるロッテの若き右腕が、井端ジャパンでも輝きを放つ。